gamescom 2019に行ってきた ミ(/・ω・)/
ドイツのケルンで毎年開催されているgamescomに行ってきました!
gamescomとは
毎年ドイツのケルンで開催されているゲーム系のイベントです。 E3、TGSと並んで世界三大ゲームショウと呼ばれる大きなイベントであり、参加者数で見るとE3やTGSより規模の大きなイベントです。 (日本だとあまり聞かないので僕は知りませんでしたが・・)
ドイツ中のゲーマーが集まるイベントとのことで、現地は非常に盛り上がっていました。
ざっくりスケジュール
4泊6日で行ってきました。
8月19日:0時10分発の深夜便でドイツへ。ドイツ(フランクフルト)へは現地時間朝5時に到着。デュッセルドルフのホテルに移動後デュッセルドルフの観光とかイベントに向けての準備。
8月20日:gamescom 1日目(ビジネスデイ)
8月21日:gamescom 2日目(一般参加日)
8月22日:gamescom 3日目(一般参加日)+ケルン観光
8月23日:朝一でチェックアウトして空港へ移動。現地時間12時10分に出発。
8月24日:日本時間朝6時半頃に到着
gamescomの詳細
ビジネスエリア
Trade visitorのみが入る事のできるエリアです。 4ホール分のスペースを使っており、ゲームを作っている会社はもちろん、ミドルウェアやローカライズの会社などゲームに携わる様々な会社が並んでいました。 ゲーム業界については詳しくないのでこんな会社もあるんだなぁと思いながら見ていました。
基本的には商談スペースになっており、アポがないと入れないブースが多かったです。 EAが1ホール丸々使っていて、ちらっと見える箇所がとてもおもしろそうだったのでダメ元で突撃しましたがやっぱり跳ね返されました。
たまにオープンスペースになっていたり、ゲームが展示されていたりする箇所があり、その辺りを見て楽しみました。
一般参加以降はビジネスエリアの休憩所だと比較的空いていたので、人混みから逃げるようにビジネスエリアを活用していました。
エンターテインメントエリア
ゲームの試遊会や、新機能の発表イベントなどが行われているエリアです。 全部で5ホールありました。 と言ってもそれぞれのホールがめちゃくちゃ広いのでビジネスエリアの3倍ぐらいの規模はあったと思います。
日本でよく聞くゲーム会社はもちろん、海外で有名なゲーム会社も並んでいました。 ゲーム好きな自分としては知ってる会社やゲームがいっぱい並んでいてとても楽しかったです。
年齢制限があるゲームも試遊できるため、制限があるゲームはプレイ画面が見えないようにブラインドで覆われていたりしました。 参加者を見ると中学生・高校生が友達と来ているケースも多かったので、きちんと配慮されていて素晴らしいなと感じました。
その他のエリア
その他にもいろいろなエリアがあったのですが、個人的に面白かったブースを紹介します。
indie village
indie villageでは数々のインディーゲームが展示されており、自由に遊ぶことができました。 エンターテインメントエリアとは違って列も長くないため、気軽に遊んで回ることができました。
公式サイトにはインディーゲームが今年の目玉の1つと書いてあり、実際非常に盛り上がっていました。 パンフレットによると2013年にインディーゲームのブースが開設され当時は10の展示しかなかったそうですが、今年は108種類のゲームが展示されていたみたいです。 gamescomの公式グッズとは別にindie villageでグッズを販売していたりもしていました。
見たり話を聞いたりしたところリリースを控えているゲームが多く、ここで認知を広げたいというような感じでした。 いわゆる趣味で開発されているゲームではなく、一発当ててマルチプラットフォームに展開するぞというゲームが多かったです。 開発の規模としては1人で開発されているゲームもあれば、4人程度の小規模で開発されているゲームもありました。 日本ではこのようなゲームはあまり無い印象なのでドイツではなぜこんなにも盛り上がっているのかが気になりました。 (それを聞いてこいという話なのですが結局聞けず・・)
中でも面白かったのはVR Giantsというゲームです。 VR Giantsは1人がコントローラで小人を操作し、もう1人はVRで巨人を操作しながら協力してステージをクリアするというゲームです。 いわゆる協力するゲームはよくありますが、それぞれのキャラクターも違えばコントローラも違い、それぞれに役割があって両方が楽しめるゲームだなと感じました。
gamescom campus
子供向けのエリアではプログラミング教室が開かれていました。
日本だと1人1台PCが用意されそれぞれで何かを作成することが多いと思いますが、こちらでは1台のPCに対してみんなでプログラミングをしていました。 中の話は聞こえない(聞こえても多分ドイツ語なのでわからない)のですが、前で1人の子供が代表して操作をしており、他のみんなは発言したり手を挙げたりして参加していました。 ペアプロをすると様々な発見があることはペアプロ経験がある人だとわかるかと思いますが、子供のころからそのような経験ができることは非常に良いなと感じました。 1人でもくもく作るのも良いですが、みんなのアイディアを取り込んで1つのものを作るのも楽しいですよね。
開発はScratchでしていました。 院生時に小学生向けのプログラミング講座にTAとして参加していて、その時もScratchで開発していたので懐かしかったです。
感想(gamescom編)
- とにかく規模がでかい。ビジネスデイでもそこそこ多いし、一般公開日になると試遊会はどこも2時間待ちが普通
- ドイツのイベントなので会場内のイベントは基本ドイツ語でわからない
- ドイツ人は英語も話せるので1対1でのコミュニケーションは取れる
- 参加型のイベントが結構多かった印象。有名人と対戦できるイベントや参加者同士で対戦して勝ったら賞品が貰えるイベントとか
- 展示されているゲームのグラフィックがいかにも海外って感じだった
- 多分日本人には受けないんだろうけど、ドイツの人はこれが好きなんだろうなぁという違いが見えて面白かった
- Xboxのブースがとても広く、日本ではあまり聞かないので驚いた。
感想(観光編)
デュッセルドルフ
- 日本人が多い街と聞いていたが思ったより日本色が強かった
- ラーメンや和食レストランなどが充実していたので、現地のご飯が合わない人でもなんとかなりそう
- 公園や緑が多くみんなゆったりと過ごしている印象を受けた
- 地ビールのアルトビールは飲みやすい黒ビールだった
ケルン
※ビールに関しては素人なので適当な感想です
やっておいて良かったこと
- Opening Night Liveを見る
- 1日目の前日にOpening Night Liveというイベントがあり各ゲームの新情報公開などされていた
- イベントの雰囲気や目玉がぐっと詰まっていたので見ておくと良いと思う
- 自分の気持ちも高まるのでおすすめ
- Twitterでの情報収拾
- 公式アカウント、運営や参加者の中で有名な人、ハッシュタグなどを常にウォッチしていた
- イベントの中でどのブースが盛り上がっているかがわかる
- 大きなイベントの場合全てを回りきれないと思うので、どこに行くかの検討材料になった
- 初日にスーパーで水を爆買い
- 結構乾燥していて辛かった
- そこらへんで水を買うと結構な値段するので悲しくなる
やっておいた方が良かったこと
- 簡単なドイツ語の勉強
- ヨーロッパだったら英語でいけるだろうと特にドイツ語の勉強はせずに行ってしまいました
- ドイツ語を話そうという姿勢があるだけで距離が縮まるのですぐ仲良くなれると思います
- 現地の人から聞く情報は見て得られる情報と質が桁違いなので、仲良くなるためのツールとしてドイツ語を勉強しておくと良かったと感じました
- 3日間イベントを回りきる体力作り
- 普段デスクワークをしていると3日間立ちっぱなしというのは非常に疲れました
- 体力が無いと休憩が多くなってしまったり早めに切り上げざるを得なくなってしまうので少しもったいないなと思いました
総括
初めてゲーム系のイベントに参加したのですが、様々なゲームが展示されており率直に楽しかったです。 日本とドイツの違いを感じる場面も多々ありましたが、結局みんなゲーム好きなので話しかけると盛り上がり、そういう意味ではみんな一緒だなと感じました。
新情報などはネットでも見ることができるため、せっかく現地に行くなら現地でしかわからないこと・感じられないことを持って帰ってこようと思っていましたが、盛り上がりの熱量や参加者の本当にゲームが好きそうな感じは現地に行ったからこそわかったことかなと思います。 一方でもう少しいろいろな話を聞ければ良かったのですが聞ききれなかったことはもったいなかったなぁと思いました。 来年にはgamescom asiaがシンガポールで開催されるので、そちらに参加したりTGS・E3にも参加してみたいなと感じました。