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新卒でCustomer Reliability Engineer(CRE)というキャリアを選んだ理由(+`・д・)≡○

4月2日に入社、3週間の研修を経て、この度CRE(Customer Reliability Engineer)チームに配属されました。 CREは希望通りのチームだったのですが、新卒でCREを選ぶ人って少ないと思うのでなぜCREを希望したのかをまとめました。

僕はCREめっちゃいいぞって思ってるので、これからエンジニアとしてキャリアを考えている人にちょっとでもCREいいなって思ってもらえたら嬉しいです。

Customer Reliability Engineer(CRE)とは

CREとは直訳すると顧客信頼性エンジニアで、2016年にGoogleが提唱した新しい役職です。 最近よく聞かれるSREはシステムの信頼性を向上するエンジニアであることに対して、CREはお客さんの信頼性を向上するエンジニアです。 具体的な業務は、事業のお客さんや性質によって変わってくるので、チームによって異なると思います。

僕の所属するCREチームでは、CS(カスタマーサポート)スタッフの方が利用する管理画面の開発や、ユーザさんからのお問い合わせに対する原因の調査などをします。 基本的にはユーザさんからのお問い合わせに素早く正確な情報を提供するための基盤作りをしながら、全ユーザが安心してアプリで楽しめるように他にも様々な施策をおこなっています。 (詳しくは以下の記事をどうぞ)

CREチームを設立しました! | レポート | XFLAG(エックスフラッグ) キャリア採用サイト ケタハズレな冒険を。

なぜCREを希望したのか

僕が(弊社の)CREのどこに惹かれたかというと次の4つが大きな理由としてあります。

  1. 新卒でCREという人が少ない
  2. 幅広い技術に触れることができる
  3. 事業の全体像を見ることができる
  4. ユーザさんの近くで働ける

1. 新卒でCREという人が少ない

僕がキャリアを考える時に大切にしていることが「他の人と違うキャリアを選択する」ということです。 他の人と違うキャリアを選択し、他の人がしたことのない経験を積むことで、自分にしか出来ないことや自分にしか出せない価値を提供できるようになると考えているからです。

CREはまだまだ新しい職種で、新卒の時からCREという人は少ないです。 前例がないため、ファーストキャリアでCREを選択するとどのように成長でき、その後どのような道を歩めるのかを自分で創っていけるという楽しみがあると思っています。

人と違うことがしたい、新しいことをしたいという気持ちがある人には今のCREはとても良い環境だと思います。

2. 幅広い技術に触れることができる

エンジニアなので技術という面から考えると、CREは幅広い技術に触れることができることが良い点です。

CREはお客さんの信頼を得るためには何でもするエンジニアです。 フロントエンドもサーバサイドも実装したり、CLIツールを作ったり、botを作ったり、ログ解析をしたり、機械学習を使ったり、お客さんの信頼を得るために必要なことは何でもします。 基本的には社内向けのツールを作ることになるので、性能面などの技術的制約が比較的少なく自由に言語などを選択できることも幅広い技術に触れるには良い環境かなと思います。

また、管理画面の作成だけではなく実際にプロダクトのコードも読むため、開発チームのエンジニアより見る必要のあるコードの量は多いと思います。 さらに、僕の所属するCREチームでは複数のプロダクトに携わっているので、複数の言語やフレームワークを学ぶこともできます。

配属されて数週間しか経っていませんが、読まなければならないコードの量や覚えないといけないことの多さに圧倒されながらも良い環境だなと感じています。

3. 事業の全体像を見ることができる

次に技術以外の面から考えると、CREは開発から運用まで携わることができるため広く事業を見ることができます。

開発時には次のバージョンで実装される機能に対して、実装されたコードを見ながらCSスタッフ向けの管理画面に機能追加をしていきます。 運用時にはユーザさんからのお問い合わせに対してログ解析をしたり、バグがあった場合には修正することもあります。 また、CSスタッフの方が困っているところやコストのかかっている箇所に対して、自動化などエンジニアにできることがあればその実装をします。

開発から運用のフェーズまで関わり、エンジニア以外にも様々な人と働くことができるので、他のチームよりは比較的見ることができる範囲が広いと思います。 特にCSスタッフのような陰で事業を支えている方が見えることは、様々な人がそれぞれの役割を果たすことで一つの大きな事業が成功していくということを肌で体感できるのでCREになれて良かったと感じています。

4. ユーザさんの近くで働ける

CREはユーザさんの声を直接聞くことができるエンジニアの中では数少ないチームの一つです。

CREが直接ユーザさんからのお問い合わせに対応する訳ではないので、実際にユーザさんとコミュニケーションを取ることはありません。 しかし、ユーザさんの信頼を獲得するためには、CSスタッフとCREの協力は必要不可欠です。 そのため、CREにはCSスタッフと協力して一緒にユーザさんと向き合うという雰囲気があり、ユーザさんに対して自分は何ができるだろうと日々考えさせられる環境です。 また、実際にユーザさんからのお問い合わせを見ることもできるので、ユーザさんを近くに感じながら働くことができます。

大きい事業だとユーザさんがなかなか見えず数字で測ってしまう時もあると思いますが、CREはユーザさん一人一人と向き合って働ける場所なので、ユーザ志向の人には良い環境だと思います。

さいごに

ユーザさんや他のチームの人のために技術を使って貢献していきたいと考えている人にとってCREはとても楽しいところだと思います。 CREという職種ができて数年しか経っておらず仕事がまだ定義されていないので、Customer Reliabilityのためであれば自由に何でもできる雰囲気が今のCREにはあると感じています。 新卒の頃から自分達には何ができるかを考え、自分のアイデアを形にできる職種はなかなか無いと思うので、自分なりに頭を回していろいろ動いていきたいと思っています。

僕はまだ配属されたばかりでCREのたまごになったところなので、次はCREのひよっこになった頃に新卒でCREを選んでどう成長できたのかを話せればと思ってます。

もしCREに興味を持った学生の方がいればインターン募集してるらしいのでぜひ来てみてください( ´ ▽ ` )ノ

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